ハム大谷、今季の漢字一字は「翔」

 日本ハムの大谷翔平投手(20)が5日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で始動した。今季のテーマを漢字一文字で問われ、自身の名前にもある『翔』と表現。羊に羽をつけ、羽ばたく2015年にするとの誓いを立てた。年末年始も順調に練習に取り組んだ二刀流。3年目は自己最高成績を残し、チームの優勝に貢献する。

 3年目を飛躍の1年にする誓いを立てた。今季のテーマを漢字一文字で問われると、大谷は「『翔』です」と迷わず答えた。「自分の名前も入っているので、(ひつじ年の)羊に羽をつけて、羽ばたけるように」と力を込めた。

 昨年、日本球界初の2桁11勝、2桁10本塁打を達成した。今年はさらに成長を遂げ、自己最高成績を残すのが目標。「(成績面で)納得のできる年にしたい」と言い切った。

 年末年始の練習を順調にこなし、3年目への確かな手応えを感じている。一昨年末は岩手県奥州市に帰省後、感染性胃腸炎にかかり、39度の熱に浮かされた。正月は寝込み、1カ月後の昨春キャンプ初日のブルペンでは、栗山監督に調整遅れを指摘され雷を落とされた。

 年末年始の調整失敗がつまずきの始まりだったが「今年は普通に過ごせました。去年とは違いますね」と胸を張った。母校・花巻東高での投げ込みや打撃練習、ウエートトレーニングなどで、しっかりと体を鍛えた。自主トレメニューを確実に消化し、体重は帰省前と同じ95キロ。体調を維持している。

 この日は千葉・鎌ケ谷の勇翔寮に戻ると、早速練習を開始。ポール間を走り込んだ後、室内練習場では遠投、打撃練習をこなした。

 11日には地元で成人式に出席する。大人になった大谷は「ビールかけ、面白そうですしやりたい」と笑顔で話した。リーグ優勝、日本一を実現し、初めての勝利の美酒を味わう。そのために、必ず昨年以上の結果を残す。

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