日本ハム大谷が喝返し、二刀流で25勝

 「最優秀バッテリー賞」の授賞式が11日、東京都内で行われた。日本ハムの大谷翔平投手(21)は大野奨太捕手(28)と受賞し、来季は二刀流を継続しながら、25勝に挑戦する意欲を示した。今季より5試合多い27試合以上の登板を実現し、厳しい目標に到達する。セ・リーグはヤクルトの石川雅規投手(35)、中村悠平捕手(25)が受賞した。

 大谷が、究極の目標達成へ意欲を燃やした。式に出席した日本ハムOBの張本勲氏から「大谷は100年に1人のピッチャー。投手一本でやったら25勝はできる」と、ハッパを掛けられたが、自身が求めるのは二刀流としての勝ち星増だ。

 重鎮の声に対して壇上では「(二刀流を)続けるつもりです」ときっぱり。そして司会者の「25勝を目指し頑張ってください」の声には「ありがとうございます」と笑顔で答えた。「(そのために)まずは登板を増やすことが大事です」と力を込めた。

 目標到達へは登板機会確保が必要条件。来季の理想は開幕から中6日で先発しながら、二刀流出場を続けることだ。今季は22試合で15勝。「27、28試合投げたら違ってた」と振り返る。4月に2度、登板中に右足をつった影響もあり、シーズン序盤は間隔を空けて登板した。中6日は6度に終わり「前半から詰めてポンポンいければ」と反省した。

 プロ3年目を終え、体力がついた自負もある。大谷とコンビを組み初受賞した大野は「球界を代表するエースとして20勝、25勝できるように」と激励した。13年に楽天・田中が記録した24勝0敗を超える可能性を秘めた男は、勝ち星を積み重ねて目標を達成する。

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