大谷“超一流二刀流”へ長打こだわる

 日本ハム・大谷翔平投手(21)が16日、野手として長打にこだわる考えを示した。今季は最多勝、最優秀防御率、最高勝率と投手としては奮闘したが、打者としては打率・202、5本塁打、17打点といずれも前年を下回った。4年目の来季は持ち味のパンチ力を生かし、投打両面でチームをけん引する。

 貪欲だった。正真正銘の二刀流として胸を張るための課題は打撃。その中でも大谷は、長打力に磨きをかける構えを見せた。

 今季は投手として最多勝、最優秀防御率、最高勝率の3冠に輝いた。だが、野手では低迷した。昨季は打率・274、10本塁打、17二塁打。今季の打席数が昨季の234から119に減ったとはいえ、打率・202、5本塁打、4二塁打。到底、納得できる数字ではなかった。

 相手に大きなダメージを与える長打を打ちたい。大谷自身も「長打を期待されているのかなと思う」と自覚はある。「二塁打以上、あるいは本塁打。しっかりしたスイングで(打席を)迎えられるように準備したい」。打撃を磨き、持ち味のパンチ力を発揮して、チームの勝利に貢献するつもりだ。

 栗山監督は13日、野手・大谷に「結果を出してアピールしないといけない。結果が出なければ使わない。プロは甘い世界じゃない」とハッパをかけたが、指揮官のゲキはしっかりと大谷の心に響いていた。

 この日は千葉・鎌ケ谷で自主トレを行い、室内練習場でマシン打撃もこなした。「どっちもいい成績を残したい」。同じ過ちは繰り返さない。失敗を糧に成功の扉を開く。

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