「東都大学野球　駒大３-０拓大」（１７日、神宮）

　首位の駒大が完封勝ちで勝ち点を４に伸ばし、優勝に王手をかけた。２位・中大が青学大に敗れたため、２１日の直接対決に勝てば、０１年秋以来２６季ぶりの優勝が決まる。中大は２１日の駒大戦、２３日の青学大戦に連勝して、駒大との優勝決定戦に持ち込むしかなくなった。亜大の７連覇の可能性は消滅した。

　駒大は５投手の完封リレーで、決戦の必勝態勢を整えた。１年生左腕の東野がリーグ戦初先発で５回無失点。２１日の中大戦に先発予定のエース・今永の負担を軽減し「任されたところは絶対抑える気持ちだった」と胸を張った。自己最速の１４８キロを計測して九回の１イニングを締めた今永は、大一番へ「周りの投手が頑張ってくれた。応えないとエースじゃない」と、気合を入れ直した。