阪神・デュプランティエ復肩2回0封 55日ぶり登板で全球種試投 「甲子園にトロフィーを」CSへ準備万全
「2軍練習試合、阪神1-4オリックス」(3日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
CS(クライマックスシリーズ)に向けた試運転で力を示した。下肢の張りで戦列を離れていた阪神のジョン・デュプランティエ投手(31)が2回無安打無失点、2奪三振。「内容、結果ともに良い登板になったよ」と胸を張った。8月9日のヤクルト戦(京セラ)以来55日ぶりとなる復帰登板で快投を披露した。
初回、先頭の杉沢に150キロを投じるなど、4球で左飛に抑えた。山中は変化球で中飛。横山聖は2球で追い込むと、151キロの直球で見逃し三振。完璧な立ち上がりを見せた。二回もデールにこの日最速の152キロを投じるなど、エンジン全開で三者凡退。全球種を試し、準備は万全だ。
久々のマウンドに「登板できたことが本当にうれしい」と興奮を隠しきれない様子だった。だが、同時に投球に集中できない気持ちもあった。「引退した原口さん、戦力外となった選手と離れるのは寂しいこと。今週はそのことばかり頭にあった」。別れの秋を経て、快投で惜別を誓う。「勝利に貢献できるように準備するだけ。甲子園にトロフィーを持って帰りたい」。虎党待望の神助っ人がマウンドへ戻ってくる。
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