阪神・佐藤輝 99打点到達!初回左前先制&五回右前タイムリー 40発&100打点の大台到達Wリーチ
「阪神6-2中日」(26日、甲子園球場)
何度も見たお立ち台からの景色だが、やっぱり気分がいい。阪神・佐藤輝が4万人を超える聖地で大声を張り上げた。「最高です!」。先制打を含む、2本の適時打で2打点を加算。ついに39本塁打、99打点と大台到達にダブルリーチをかけた。
目標の40本塁打、100打点へ、まずは勝負強さで打点を増やした。初回2死二塁。柳の初球の内角カットボールに詰まりながら、白球を左前へポトリ。「近本さんがチャンスを作ってくれたんで、何とかかえそうという気持ちでいきました」。近本を本塁へ迎え入れ、先制適時打で98打点。15日の中日戦(甲子園)以来、出場6試合ぶりのタイムリーになった。
4点差に迫られた五回無死二塁では伊藤の低めのカーブにうまく合わせて、一、二塁間を破る。「チャンスだったんで、何とかランナーをかえそうという気持ちで打席に入って、初球でいい打撃ができました」。再び1球目を狙い澄まし、99打点と王手をかけた。
この日は勝たなければいけない理由もあった。「勝たせてあげられるように頑張ります」と前日からやる気十分。同期入団で同い年の村上のタイトル獲得を援護するためだった。「頌樹にとって大事な試合というのはわかっていたんで、援護できて良かったです」。坂本との兵庫県出身トリオでのヒーローインタビュー。「良かったんじゃないですか」と笑った。
本塁打と打点だけではなく、144安打もプロ5年目でキャリアハイ。プロ野球選手として求めてきたのは「結果を出したいというのは、いつの時代も変わらない。そこが一番ですかね」。数々の自己最多を更新し、残り3試合。あとは、誰もが期待する偉大な記録への到達だ。
「もちろん、どっち(本塁打と打点)もあと1を達成できるように。でも、いつも通り、自分の打撃を心がけていきたいと思います」
最後は虎党に力強く宣言した。「何とかいい結果を残せるように、頑張っていきたいと思います」。40号で決める、100打点。これ以上、最高のシナリオはない。
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