阪神・ドラ5石黒 長寿の誓い 18年間現役の能見氏目指す「限界までやりたい」
阪神のドラフト5位・石黒佑弥投手(22)=JR西日本=が5日、広島市内の同社グラウンドで自主トレを行い、長寿選手となることを誓った。目指すは同じく高卒から社会人経由でプロ入りし、18年間現役を続けた球団OBの能見氏だ。「自分の限界を感じるまでやりたい」。マウンドに立ち続けるために、体を鍛え抜く。
カット、カーブ、スライダー、フォークと多彩な変化球を操るが、「チェンジアップ、ツーシームとか。右打者の内角に食い込むような球を投げられたら投球の幅は広がる」と、新球種の習得にも意欲を示した。
神様の力も再び借りる。愛知に帰省していた2日に岐阜県にある千代保稲荷神社へ初詣。「ドラフトにかかりましたと神様に報告して。1年間けがのないように、長いプロ野球人生を歩めるように見ていてくださいとお願いしました」。昨年プロ入りを願い、かなえてくれた思い入れの地を2年連続で訪れた。
この日はキャッチボールやダッシュなど約1時間半練習。大きな目標を胸に、プロの世界に飛び込む。
◆石黒 佑弥(いしぐろ・ゆうや)2001年6月20日生まれ、22歳。愛知県江南市出身。180センチ、83キロ。O型。右投げ右打ち。投手。藤里小1年時に「藤里スポーツ少年団」で野球を始め、星城高では3年夏の県大会2回戦で石川昂(現中日)を擁する東邦を破った。20年にJR西日本に入社。3年目にエースに。23年公式戦では12試合で5勝2敗、防御率1・44。
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