阪神 九回一死から甲子園一丸星 大山、岡田監督助言で口火二塁打→坂本の気迫の四球→木浪サヨナラ打

 9回、四球を選び、ベンチを指さす坂本
 9回、二塁打を放つ大山
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第2戦、阪神タイガース2-1広島東洋カープ」(19日、甲子園球場)

 チーム一丸となったチャンスメークで、サヨナラのヒーローを生んだ。突破口を切り開いたのは、苦しい打席が続いていた阪神・大山。CS初安打が劇的勝利につながり「勝つことが大事なので。個人の結果じゃないですし、最後に勝ち切れたのが一番いいと思うので、この勢いのまま、しっかり全員で戦っていきたい」とフォア・ザ・チームの精神を強調した。

 CS6打数無安打で迎えた九回1死だ。栗林の143キロカットボールを捉えて、右中間への二塁打。ようやく飛び出した会心の一撃の裏には、岡田監督からの助言があった。

 「『センターに打て』て水口(打撃コーチ)に言いに行かしたんや、ネクストまで。ほんまに引っ張ってばっかでなあ。全部アウトコースやで、今日」と明かした指揮官。“厳命”に応えた4番が絶好機をお膳立てした。

 ノイジーの敬遠四球を挟んで、2死一、二塁。坂本はボール球に手を出すことなく、ストレートの四球を選んだ。一塁へ向かいながら、「頼む、決めてくれ!!」と次打者の木浪を指さして、後を託した。

 「満塁でよく打つし。カッコ良かったですね、打った聖也は」と“恐怖の8番”の最高の仕事をたたえた坂本。「明日みんなで決めるつもりで行きます。短期決戦、絶対隙を見せてはいけない」。CS突破に王手をかけても油断することなく、団結力で四つめの星をつかみにかかる。

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