阪神・村上 もったいないDe 投手・石田に先制2点打献上「またやり直したい」
「阪神0-4DeNA」(13日、甲子園球場)
雨上がりの甲子園。試合開始が予定時刻より39分遅れた中、阪神・村上はマウンドへと上がった。球宴前ラストとなる一戦。「しっかり勝って終わりたい」と意気込んでいたが…。
四回まではテンポ良くスコアボードにゼロを並べていった。だが、両軍無得点の五回に暗転する。先頭・ソトにこの日初めて四球を与え、京田に左前打を浴びると、続く山本が犠打を成功させて1死二、三塁のピンチ。投手・石田に高め直球を中前へ運ばれ、この試合まで打率・063の相手にまさかの先制2点適時打を献上した。
四球については「厳しくいった結果」と振り返ったものの、「そういう場面を作ってしまったことが悪い」と反省。六回2死一、三塁でも京田に中前適時打を浴び、6回7安打3失点で今季5敗目を喫した。
飛躍を果たした今季、前半戦は13試合に登板して6勝5敗、防御率1・97で終了。ここまで12先発中、10度のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)をクリアしたが、村上に笑顔はない。「そこまで貯金を作れなかったので申し訳ない。またやり直したい」。勝負の後半戦へ-。立ち止まることなくクラブハウスへ引き揚げた背中からは、悔しさと覚悟がにじんだ。
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