阪神・小川おかえり 堂々3人斬りの圧巻復活投 MAX149キロ「球速戻ってきたのはうれしい」

 「ウエスタン、阪神4-1オリックス」(2日、甲子園球場)

 おかえり-。甲子園に温かい拍手が注がれた。昨年12月に「右肘関節鏡視下手術および尺骨神経前方移行術」を受けた阪神・小川が、圧巻の復帰登板だ。

 「無事に投げられたのが一番。球速が戻ってきたのはうれしい」

 0-1の七回に登板。先頭・佐野如を最速149キロ直球で一邪飛に仕留めると、続く石岡は二ゴロに。最後は148キロ直球を外角低めにズバリと決め、村上を見逃し三振に斬って取った。ツーシーム以外の変化球は全て投球。直後にチームが逆転して今季初勝利が舞い込み、「お母さんが誕生日だったので良かった」と思いがけないプレゼントとなった。

 開幕ローテ入りを果たした昨季は登板6試合(4先発)で0勝2敗、防御率4・38と奮闘したが、4月下旬に右肘の張りを訴えて抹消。10月のフェニックス・リーグ中に再発して手術を決断した。

 ブルペン投球を再開後も炎症が残るなど一進一退が続いたが、登板後の状態について「(炎症は)ブルペンの時と同じくらいで収まっているので、まだ良い方」と右腕。順調ならば、週1度のペースで登板予定で、次戦は早ければ8、9日のファーム交流試合・西武戦(新潟)となる。

 「夏場に1軍が疲れてくると思うので、そこで食い込めるように」。1軍の経験値も十分のプロ4年目。完全復活へ、歩みを進める。

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