阪神・大竹 試合直前の雷雨にも動じず7回2失点の粘投も「思うような状態ではなかった」
「阪神2-4中日」(28日、甲子園球場)
降板後、阪神・大竹耕太郎投手は包み隠さずに明かした。「立ち上がりから球威もコントロールも思うような状態ではなかった」。それでも、自分の調子が良くないことを認め、気持ちを切り替えて7回5安打2失点の粘投を披露した。
本人が猛省したのは失点した二回。同じ現役ドラフト出身の先頭・細川に左越えの二塁打を打たれ、続く石川昂には四球。その後、1死二、三塁となって相対した石橋にカウント2-2からの8球目、142キロ直球を内角に厳しく突いた。
ただ、打球が詰まった影響で左前にポトリと弾み、塁上の2者が生還。「ヒットを打たれ、四球を出して一番良くない形」。ただ、そこで「今日の自分でどうやって抑えていくか」を考え、懸命な投球で「0」を重ねた。
“大雨降太郎”と形容されるほどの雨男。試合開始3時間前に突如、雷雨に見舞われた。聖地のグラウンドでキャッチボールをしていた大竹も急いで室内練習場に“避難”。ただ、マウンドに立つ時にはカラッと晴れた。
29日に28歳の誕生日を迎える大竹にとって、この日は27歳ラストの先発だった。7勝目は記録できなかったが、今季4度目のハイクオリティー・スタート(HQS=先発7回以上で自責点2以内)を達成した。一つ歳を重ねても、変わらず快投を演じる。
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