月間MVPの阪神・大竹 印象に残る試合は5日・広島戦 秋山を空振り三振「すごく大きかった」
セ、パ両リーグは8日、5月の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、セの投手は阪神の大竹耕太郎投手(27)が初受賞した。
自身初で、現役ドラフト組としても初の栄誉となった月間MVP獲得。会見場に現れた大竹は、柔和な表情を浮かべた。「自分の頑張りが評価されたのは良かったと思います」。ソフトバンクから加入した左腕が、驚異的な活躍を見せている。
5月は4試合に先発し、3勝0敗、月間防御率0・33と抜群の安定感だった。印象に残る試合に挙げたのは同5日・広島戦(マツダ)。初回無死一、三塁から秋山を空振り三振に抑えた場面を挙げ「三振が少ない打者で、しっかり三振をとれたっていうのは自分の中ですごく大きかった」と自信を見せた。
投球に心のゆとりも生まれている。ソフトバンク在籍時は、150キロ超の投手が多く存在し、球速が評価されていたことから「スピードガンとの勝負になっていた」と力みが生じていたと振り返る。
制球力などを重視する阪神のスタイルにハマった。昨年、球速にこだわって投げた時期があったからこそ、脱力投球の大切さを知ったと明かし「良い経験だったと思います」と前向きに捉えていた。
賞金30万円を贈呈され、自身へのご褒美を問われると「高い寿司を食べたいです」と食通の大竹らしい回答だった。次回先発は10日・日本ハム戦(エスコン)。開幕から続く自身の連勝記録を「7」に伸ばす。
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