阪神・森木“大地”を味方に剛球連発 陸上コーチ特別講義を志願の2年連続受講
“大地”の力が成長の鍵を握る。阪神・森木大智投手(19)が18日、陸上トレーニングコーチ・秋本真吾氏(40)の特別講義を受け、走り方の再確認を行った。2年連続の受講で、新人以外の投手陣の中で唯一、志願する形で参加。「ピッチャーもランニングが多いので」と、自主的に走りのスペシャリストに教えを請うた。
運動の基本的な動きとされる走動作。投球フォームにつながる部分も多くある中、森木が着眼したのは『地面反力の作用』だった。走る際に前傾姿勢になりやすいクセがあり、「僕は力んだら前傾姿勢になってしまうので、投げる前も前傾してしまう」と分析。姿勢が傾くと、投球動作中に受ける地面反力も分散され、力のロスが生じる原因となる。
同氏の指導もあり、現在は真っすぐ姿勢を保つことを意識してランニングを実施。「走ってる時の負担が減ってきた」とエネルギーを効率的に使える走り方を身につけた。
「姿勢を真っすぐして投げられれば、出力も安定する」と森木。剛球連発を実現させるべく、大地を味方につける。