阪神・西純“カープキラー”襲名名乗り!天敵&鬼門イメージ払しょくだ 初のマツダ凱旋登板も熱望

 優勝したヤング湊クラブのナインと記念写真に納まる西純(撮影・山口登)
 優勝旗を手渡す西純(撮影・山口登)
 西純は優勝メダルを授与する(撮影・山口登)
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 阪神・西純矢投手(21)が4日、鳴尾浜球場で行われた「第18回タイガースカップ2022」の表彰式に出席。プロ4年目を迎える来季へマツダスタジアムでの凱旋登板を熱望し、“カープキラー”襲名を誓った。今季チームは広島に9勝14敗2分け、マツダでは4勝7敗1分けと大苦戦した。悲願の“アレ”を達成するため、天敵&鬼門のイメージを払しょくする。

 自主トレのため、広島に一時帰省していた西純は、新生カープの息吹を感じ取っていた。「テレビを見ていたら、カープしかやらないので。ニュースでめっちゃカープ流れるなって(笑)」。新井新監督の誕生に地元は大盛り上がり。ただ、プロ入りからマツダスタジアムでの登板はなく、初の凱旋登板を心待ちにした。

 「今年1回、ありそうだったんですけど、ガンケルの(妻の)出産で(自身の登板が)DeNA戦に変わったことがあって。やっぱり地元で投げたいですね。ファームでも、カープ戦は何か特別な感じはありながら投げていました」

 幼少期から前田(現ツインズ)に憧れた大の鯉党だった。自宅のある廿日市市内から、広島市民球場やマツダスタジアムは車で30分の距離。「観戦なんかしょっちゅう行ってますよ」と笑い、16年からのリーグ3連覇も目に焼き付けた。カープの赤い帽子に「ずらっと一周書き切れないぐらい、いろんな選手のサインをもらって、今思うと申し訳ないです」と頭をかくほどだ。

 来季は「阪神よりもカープの印象が強い」と語る新井新監督の前に立ちはだかる。今季チームは広島に開幕から11戦未勝利と出遅れ、マツダでも5連敗を喫するなど大苦戦した。V逸の要因のひとつになっただけに「嫌な存在になりたい」とカープキラーの襲名に名乗りを上げ、天敵&鬼門のイメージを一新する意気込みだ。

 来年開幕2カード目には、マツダで広島3連戦(4月4日~6日)が待ち受け、西純の来季初登板となる可能性も十分にある。岡田新監督も実力に太鼓判を押す右腕は「自分が投げる試合は全部勝ちたいという思いはあります」ときっぱり。悲願の“アレ”達成へ、剛腕がマツダで大暴れする。

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