阪神・大山 岡田イズム吸収で進化の大噴火 52発に指揮官「そら、ようなってる」

ランチ特打で快音を響かせる大山(撮影・高部洋祐)
ランチ特打で佐藤輝(右)と共演する大山
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 「阪神秋季キャンプ」(19日、安芸)

 阪神・大山悠輔内野手(27)が19日、佐藤輝と競演したランチ特打で大爆発した。142スイングで15発の佐藤輝に対し、145スイングで52本もの柵越えを放ち、1900人の観衆を沸かせた。岡田監督も「ようなった」と称賛。新指揮官の教えを吸収した主砲が確実に進化を遂げている。

 圧巻の打撃ショーで安芸の観客を魅了した。佐藤輝とともにランチ特打に登場した大山が、計145スイングで52本の柵越えを放った。12日の特打は154スイングで41発だったが、1週間で進化を証明。最高4連発など左翼上部のネットへ突き刺す当たりを中心に、おもしろいように打球を飛ばしていった。

 今キャンプも最終クールに入り、打撃の感触については「練習だけで実戦をしていないので分からない」と大山。「監督から新しい教えをもらいましたし、そういうのをやっている中でまだ3週間なので、まだまだ」と確かな手応えを得るには至っていない。

 第2クールに岡田監督から「スピンをかけろ」と助言を受けた。ボールの上をたたくよう意識することで、打球の質が激変。力強いスピンがかかるようになった新打法についても「まだ3週間なので分からない。そんな簡単にできるほど野球は甘くない」と慎重だ。

 一方で指揮官の見方は確実に変わっている。キャンプ前から大山の打撃改造を予告していたが、現時点で「そら、ようなってる、ようなってる。最初の時と比べたらな」と評価。「自分で感覚をつかんで、自主トレとかでやって、2月は余計楽しみになるわな」と大きな期待を口にした。

 既に大山は岡田監督から「アピールしなくていい」と言われている立場だ。「しっかり自分でやりたいことをやるべきだし、そういったことは大事にしていきたい」と意欲、自覚ともに十分だ。

 「打撃練習では『いいな』という感じもあるし、『もうちょっとこうしたらいいのかな』というのもある。キャンプはあと2日しかないけど、オフシーズンも考えながらやりたい」。岡田イズムを吸収した大山が、たゆまぬ向上心と探究心で打撃をどんどん進化させていく。

2023-11-05
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