阪神・藤浪 1軍へ再スタート 成長目指し変化球主体に6回2/3を2失点
「ウエスタン、ソフトバンク3-4阪神」(9日、タマホームスタジアム筑後)
チャンスは自らの手でつかむしかない。2軍から再び1軍先発機会をうかがうこととなった阪神・藤浪が、前回登板から中12日で先発し、6回2/3を5安打2失点、8奪三振。この日最速158キロをマークしながらも変化球主体の投球で好投し、「バランスよく投げられた」と手応えを示した。
初回に先制点を許したが、二回から三回にかけてはカットボールを軸に三者連続三振をマーク。五回までは毎回三振を記録するも、4四球で今季最多の115球と課題も出た。ただ、「いろいろな球種でカウントを取れて、ゾーンで勝負できればよりいい」と試行錯誤の中での結果。「自分の技術をちょっとでも高められるように」と調整ではなく、成長を目指している。
1軍では6日・広島戦(甲子園)に先発する見込みだったが、5日の同戦が雨天中止となり、先発機会は白紙に。12日から9連戦も控えているが、この日のヤクルト戦(神宮)もヤクルト側に新型コロナウイルスの感染者が相次いだ影響で中止となり、矢野監督は「(先発枠の)空きがない。それを超えるような素晴らしい投球があった場合には(昇格を)考える」とアピールを求めた。
チャンスが得られない中でも「やることは変わらない」と右腕はキッパリ。一皮むけた姿で1軍のまっさらなマウンドに帰還する。
関連ニュース





