阪神・秋山、歯がゆい6敗目 7回2失点も、広島・鈴木誠に被弾「先制点が全て」
「阪神0-2広島」(28日、甲子園球場)
何とか粘り、踏ん張りたかった。7回を投げ1被弾を含む6安打2失点で降板した阪神・秋山。先発投手として及第点の内容にも勝たなければ意味がない。悔やんだのは先制点を献上した1球。鈴木誠に浴びたソロだ。
「先制点を与えてしまい、チームに勝ちをつけることができなかったことが全てです。悔しい気持ちです」
両チーム無得点で迎えた四回。1死から4番・鈴木誠に投じた初球、外角カットボールを狙われた。完璧に捉えられた打球はバックスクリーン左に着弾。一振りで敗戦につながる先制点を奪われた。
相手に流れを渡さないためにも防ぎたかったのは五回だ。先頭の会沢に左翼フェンス直撃の二塁打を放たれると、続く床田の犠打をマルテが一塁へ悪送球して無死一、三塁。その後、上本に犠飛を許して2点目を失った。
六、七回は三者凡退。打線の援護に恵まれなかった秋山に対し、矢野監督からは「内容は申し分なかったと思う。ホームランとか自分のミスもあったけどね。その後も粘れたし、アキ(秋山)の仕事はしてくれたかな」と責める言葉はない。
ここまで10勝を挙げ、開幕からローテを守り続けている秋山。力投及ばず今季6敗目となったが、気迫を前面に出した投球で次は白星をつかむ。
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