阪神・矢野監督は１８日、五輪期間中のエキシビションマッチで若手を発掘する考えを示した。オープン戦のようにレギュラー陣の調整が最優先だが「新しい選手、ファームで頑張っている選手をこっちで呼んでやりたい」。１軍での実戦を有効活用し、チャンスを与える方針だ。

　チームは１３年ぶりに前半戦を首位で折り返したが、交流戦明けは９勝１４敗１分けと失速。再加速するためにも、新戦力の台頭が待たれる状況だ。

　井上ヘッドコーチは甲子園で再開された練習前の円陣で「メリハリをつけてやっていこう！」とナインを鼓舞した。「強いチームは後半戦に強い。そこで勝てるようにしないといけない」。勝負の後半戦へ、春先のような勢いを取り戻す。