阪神・矢野監督「何でも一番というのはうれしい」 両リーグ最速20勝一番乗りに

 7回攻撃を終え、選手交代を告げる矢野監督(撮影・北村雅宏)
最後を締め、阪神・梅野隆太郎(左)と喜ぶ阪神 ロベルト・スアレス=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神4-2広島」(30日、甲子園球場)

 阪神が広島に4-2で勝ち、2連勝で両リーグ一番乗りの20勝に到達した。20勝一番乗りは7年ぶり4度目となった。

 矢野監督は「もちろん一番を目指してやっていますし。何でも一番というのはうれしいので。どんどん、これからもそこを目指してやっていきますし、タイガースの野球というのは、こういうつなぐ野球とか、挑戦する野球とか、走りきる野球とか、そういうことを選手が理解をして、そこに全力で取り組んでくれている結果。ピッチャーも、まず向かっていくというね。そういうところをしっかりやってくれたところかなと思います」と評価した。

 先発の秋山は相性のいい広島相手に好投し、八回途中2失点で3勝目。4点リードの六回、1死一、三塁のピンチを迎えたが、鈴木を遊ゴロ併殺打に仕留めた。これで広島戦は7連勝となった。指揮官は「秋山も前回はちょっと早い回で降板するということになりましたけど、責任をしっかり果たすようなピッチングをしてくれたんで」と話した。

 攻撃陣は初回、サンズの適時打で先制。二回は糸原が右前適時打を放った。五回はドラフト1位・佐藤輝、梅野の適時打でリードを広げた。

 無観客となった甲子園での広島戦を4-2で制した。矢野監督は「ファンの皆さんがいてくれない甲子園というのはやっぱりさみしいですし、一緒に喜んだり、悔しがったりできる日を僕たちも楽しみにしていますし。でもこのような状況でも僕たち野球やらせてもらえますし、元気がなかったり、外に出られない皆さんは前を向けないかもしれないですけど、僕たちから元気を送っていくことを毎日全力で取り組んでいきますので、毎日、頑張っていきましょう」と語った。

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