阪神・球児 40歳初白星 復肩の気配や逆転呼ぶ0封

 「中日3-9阪神」(26日、ナゴヤドーム)

 納得のいく投球ではないだろう。それでもスコアボードに「0」を点灯させる。阪神・藤川が七回に4番手で登板し1回無安打無失点。仕事を果たし、今季初勝利を手にした。

 1点ビハインドでマウンドに上がった七回。先頭・溝脇に四球を与える。続く井領に犠打を決められ1死二塁。ただ、ベテランらしくここから崩れない。大島を一飛、最後は阿部をフォークで空振り三振に斬った。

 八回に打線が5点を奪い逆転。19年6月9日・日本ハム戦(甲子園)以来の勝ち星が転がり込み、NPB通算60勝目となった。阪神で40歳以上シーズンに白星を挙げたのは若林、野村、下柳、能見に次いで5人目だ。

 開幕から守護神を任されていたが、不調が続き12日に出場選手登録抹消。2軍戦で登板するなど状態を上げ、23日に1軍再昇格となった。ただ、昇格後2試合はリードされた場面での登板となっている。矢野監督は「前回よりも良かったと思うし。でもこれが一番上ではないと思うのでね」とさらなる復調に期待を寄せた。

 この日は白星を挙げた。ただ、本来の仕事は試合を締めくくりセーブを挙げることだ。“絶対的守護神”復活へ、満足するわけにはいかない。

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