阪神・岩貞、故郷熊本に1勝につき10万円「子どもたちのために」今年も社会貢献活動

 阪神は17日、岩貞祐太投手(28)が2017年から続けている出身地・熊本の野球振興を目的とした社会貢献活動の実施を発表した。今年も熊本の少年野球チームなどに公式戦1勝につき10万円または10万円相当の野球道具を寄贈する予定となっている。岩貞は球団を通じてメッセージを発信した。

 「今年で熊本地震から4年が経ち、少しずつ復興してきている現状をうれしく思いますが、自分が見てきた熊本の姿と比べるとまだまだという部分もたくさんあります。野球を通じて熊本に貢献していきたいという気持ちは変わらず持っていますし、世の中が大変な状況の中で、こうして野球ができることに感謝して、熊本の子どもたちのためにも、1つでも多く勝利を積み重ねて、チームの日本一に貢献していきたいと思います。応援よろしくお願いいたします」

 昨季は5月上旬にインフルエンザA型を罹患し、その後も右脇腹肉離れと故障に苦しみ、2勝にとどまった。今年こそは活躍を届けたい。故郷の子どもたちの期待を一心に背負い、全力で腕を振り続ける覚悟だ。

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