阪神・藤浪「痛みも硬さも取れた」鳴尾浜でキャッチボール再開

 阪神の藤浪晋太郎投手(26)が9日、鳴尾浜での練習に参加し、キャッチボールを再開した。全体でのアップ後に、7、8割程度の力を入れて約10分間のキャッチボール。その後にロングダッシュの調整を行った。

 3日の2軍練習試合・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で、右胸に違和感を訴えてイニング途中に緊急降板。翌日に病院で右胸の軽度の筋挫傷と診断を受けた。当初から軽傷を強調していた藤浪は「治療もしっかりしてもらって、痛みも硬さも取れた。自分としては特に違和感はない」と順調な回復ぶりを強調する。

 「これから一日ごとに強度を上げていければ」と話したが、今後の調整プランを明確に描く。「(キャッチボールの)距離を伸ばしていって、このクール中に傾斜を使って立ち投げをできれば。来週ぐらいにしっかりブルペンに入れたらなと思っています」

 遅刻が原因で2軍落ちし、復帰登板でアクシデント。多難続きの藤浪だが、まずは実戦登板を目指して前向きに調整を進めていく。

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