阪神ついにBクラス転落 今季ワースト22イニング連続無得点

 7回の攻撃も無得点に終わり、投手交代を告げベンチへ戻る矢野監督(撮影・田中太一)
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 「DeNA4-0阪神」(2日、横浜スタジアム)

 阪神が今季2度目となる2戦連続の完封負けで4連敗。借金2で4月30日以来、2カ月ぶりにBクラスに転落した。打線が今季ワーストの22イニング連続無得点。今季9勝3敗と、得意にしてきたDeNA相手でも、連敗を止めることはできなかった。

 試合は三回、先発の西が2死走者なしから佐野に対し、1ボールからの2球目。内角低め130キロのスライダーをフルスイングされ、右翼スタンド上段を越え、新設された「ウイング席」に突き刺さる特大の先制弾を浴びた。

 なかなか打線の援護にも恵まれない中、五回には1死一塁から再び佐野との対戦。今度は左中間を破る適時二塁打を浴び、追加点を許した。それでも続く一、三塁のピンチで、筒香をサードライナーの併殺に斬るなど、粘りの投球で追加点を許さなかった。

 七回に代打を送られて降板。6回8安打2失点で7敗目(3勝)を喫した。防御率2・77と安定した数字を残しているが、これで5月10日の中日戦(甲子園)を最後に登板7試合、2カ月近く勝ち星から遠ざかっている。

 「梅野がいいリードをしてくれましたが、9連戦の初戦を短いイニングで降りてしまい、悔しい投球になりました」

 一方、打線はさらに苦しい。1点ビハインドで迎えた五回、DeNAの先発・上茶谷に対して、先頭の梅野が中前打で出塁。だが、続く高山、木浪が連続三振に倒れた。それでも西が中前打でつなぐと、近本はフォークを空振り三振したが、捕手・伊藤光がパスボール。相手のミスにも乗じて2死満塁の好機を作った。

 だが、ここで続く糸原は2-2から5球目のチェンジアップに空振り三振を喫した。阪神の1イニング4三振は2016年5月24日のヤクルト戦以来、3年ぶり6度目の屈辱となった。

 結局6安打完封負け。30日の中日戦(ナゴヤドーム)でも延長十一回、完封されサヨナラ負けを喫した。これで29日・同戦の八回から、今季ワーストを更新する22イニング連続無失点となった。

 八回には3番手・小野が押し出し四球、大和の適時打で2点を奪われ、ダメ押しとなった。

 3日の第2戦にはガルシアが先発予定。苦しい戦いが続くだけに、我慢の投球で試合を作りたい。

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