矢野新監督、前任・金本氏への思いは「胸の内に秘めて戦う」

 就任会見を終え笑顔で握手する(左から)藤原崇起次期オーナー、矢野監督、揚塩球団社長=大阪市内(撮影・山口登)
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 阪神の矢野燿大新監督(49)が18日、大阪市内で監督就任会見に出席した。

 球団旗が掲げられ、タイガースカラーの黄色の花に彩られたテーブルに着席した矢野監督は、濃いグレーのスーツに同じ色のネクタイ姿。終始、真っすぐ前を向いて質問に答えた。

 理想の監督像について問われると「いろんな方に教わってきましたし、いろんな方から勉強させてもらって、刺激ももらってきた。それらを参考にやっていくと思います。僕には僕にしかできないものもあるので、自分らしい監督を作り上げていけたらなと思います」と決意。

 最も影響を受けた指揮官の一人でもある今は亡き、星野仙一氏について聞かれると「もし生きていらっしゃるならいろんな相談をしていたと思いますが…。僕はもう覚悟を決めましたので。覚悟を決めましたという報告はさせていただきたいなと思います」と、天国の恩師に決意を述べた。

 前任者の金本知憲監督について問われる場面もあったが「僕は大学でも一緒、タイガースでも一緒、コーチ、監督でも一緒だったし、いろんな思いがある。しゃべるよりは胸の内に秘めて戦っていくのが一番だと思う。(報道陣のみなさんには)申し訳ないですが、そうして行きたいと思う」と、全指揮官への思いを口にすることはなかった。

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