3試合連続サヨナラならず 巨人と延長十二回引き分け 広島のマジックは4に

延長10回を投げ終えた阪神・藤川球児(22)を出迎える阪神・石崎剛(右)ら=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神5-5巨人」(12日、甲子園球場)

 2位の阪神が延長十二回、引き分け、首位・広島の優勝マジックが1つ減って4となった。

 阪神は5-4と1点をリードした九回、巨人に追いつかれ、延長に入った。この回からマウンドに上がったドリスが先頭の亀井に二塁内野安打を許すと、暴投と四球で無死一、二塁とされ、代打・橋本到の左前打とこれを処理した福留の三塁への送球失策で、二走の亀井が同点のホームを踏んだ。

 打線は7連敗中の巨人先発田口を初回に捉え、上本、糸井の連打で1死二、三塁とし、8月31日のヤクルト戦以来、4番に座った福留が中前へ先制の2点適時打を放った。さらに二回には上本の右前適時打、福留の2打席連続適時打で3点を加え、5点をリードした。

 先発した藤浪は三回までは長野の15号ソロで1点を許したが、150キロを超える直球を中心に好投。ところが四回、先頭の坂本に死球を与えると、突如乱れた。1死から村田には四球。一、二塁とされると、亀井、長野の連続適時打で3失点。3回1/3を投げ、4安打4失点。自身4連敗中と、苦しむ右腕は打線の援護を生かせずに終わった。

 その後は石崎、高橋、マテオ、桑原とつないで巨人打線を八回まで無得点に抑え、チームの4連勝は目前だったが、ドリスが同点に追いつかれた。

 十回は藤川がマウンドに上がり、十一回から登板した岩崎が回またぎとなった十二回に1死二、三塁のピンチを招いたが無失点と踏ん張った。

 延長十二回には2死二塁のサヨナラ機をつくったが、代打中谷が空振り三振に倒れ、3試合連続のサヨナラ勝ちはならなかった。

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