小野、変幻投法で六回の壁ぶち破る「ワンパターンにならないように」

 26日のDeNA戦に先発予定の阪神・小野泰己投手(23)が24日、変幻投法で六回の壁を越える決意を語った。19日の広島戦は六回に途中降板。打順が3巡目に回ったところで集中打を浴びた。反省を生かし、緩急を織り交ぜた投球に徹す。

 1週間前。プロ初勝利はほぼ手中にあった。五回まで1安打に抑える投球。暗転したのは2点リードの六回だ。1死から菊池、丸、鈴木に3連打。序盤に効果的だった直球を痛打された。ここで降板すると、新井の犠飛で同点に追い付かれた。

 「1巡目に直球が通用しても3巡目に捉えられた。状況を確認して試合に臨みたい」

 試合展開、状況によっての配球をもう一度確認。「ワンパターンにならないように」とし「変化球でカウントがとれるようになれば、幅が広がる」と続けた。初登板から8戦白星なしの5連敗中。6連敗となれば球団では、1966年の久野剛司以来2人目となる。

 「早く1勝させてあげたい」。金本監督も親心をのぞかせる。勝ち星こそ恵まれないが、安定した投球を続けている。香田投手コーチも今後のキーマンに指名。「プラスアルファとして小野でしょう。夏場に入るし、若い力が必要になる」。待望の1勝から爆発的な活躍を。求められる期待は高い。

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