岩貞「あとがない」 25日背水先発 原点回帰で「結果求めたい」

 25日のDeNA戦に先発する阪神の岩貞祐太投手(25)が24日、原点回帰の快投を強く誓った。前回18日の広島戦では、3回を7安打6失点で6敗目(4勝)。2軍再調整も検討された中で、もう一度チャンスが与えられた。1ゲーム差の3位チームとの対戦。崖っぷちの左腕は「初心に帰るしかない」と悲愴(ひそう)感を漂わせた。

 1ゲーム差で迎える3位・DeNAとの3連戦。カード初戦を託された岩貞は、相手が…の問いに首を振った。敵は自分自身。テーマは原点回帰。シンプル思考でマウンドに立つ。結果だけを求める背水登板。与えられたチャンスに感謝し、勝利で応えるつもりだ。

 「相手のことどうこうよりも、自分の結果を求めたいです。初心に帰って、思い切り腕を振っていきたいと思っています」

 前回18日の広島戦(甲子園)では、3回7安打6失点で6敗目(4勝)。二回に5本の安打を浴びて5点を失った。金本監督は試合後、「不安げに投げている」と苦言。2軍降格も検討されたが、もう一度チャンスが与えられた。この日は投手指名練習に参加。ダッシュなどで調整した。

 1週間の調整期間では複数回ブルペンに入って修正。「より実戦に近い形で。打者を意識した投球に、より重点を置いてきました」と意図を明かした。広島戦では、早いカウントからの球を痛打された。特に許した7安打中、左打者に3本の安打を浴びた。DeNAも筒香、梶谷、倉本ら左の好打者が並ぶ。

 「(修正ポイントは)大事なところでの制球。そのボールの意図を考えて、しっかり投げていきたいです」

 眼下の敵との対戦はチームに、岩貞にとって重要なマウンド。崖っぷちの状況なのは、自分自身が一番理解している。「もう後がないと思うので。初心に帰るしかない。しっかり投げたいです」。力強く語った。DeNA戦は今季初登板。土俵際で真価を見せたい。

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