金本監督、ロジャースを4番固定 爆発の予感!ジグザグ打線組めるメリットも

 阪神・金本知憲監督(49)が24日、東京から帰阪し、今後は新外国人のジェイソン・ロジャース内野手(29)を4番に固定するプランを明かした。23日のヤクルト戦(神宮)で初めて4番で起用すると、マルチ安打で期待に応えた。今季は主に福留が4番を務めてきたが、右の“パンダ砲”が入ればジグザグで打線を組めるメリットもある。25日からは甲子園で3位・DeNAとの3連戦。好調の助っ人が、眼下の敵を叩く。

 快調な出足は指揮官を満足させるものであり、打線の中心に据えることに大きな不安もない。7月最後の大事な6連戦を前に、金本監督は、ロジャースを4番に固定していくプランを明かした。

 「(ロジャースが)良ければね。ハマってくれればいいけど。(今後も4番で様子を見るかと問われ)そうやね。並びもいいしね。ジグザグをうまく組める確率も高くなるし」

 ヤクルト3連戦で勝ち越しを決めてから一夜明け、帰阪する最中に指揮官が期待を込めて口にした。23日の試合で初めて4番で起用すると、マルチ安打で応えてくれた。18日の広島戦からの来日5試合で17打数7安打。打率・412で7打点、2本塁打という結果はもちろん、内容にもさらなる爆発を予感させるものがあるという。

 「(22日に)ルーキの速い球を打ったのが良かったね。軽く打ったもんね。あれを(他の選手も)見習ってほしいよな。速い球をああやって打てる選手だから。(対応力も)あると思うよ」

 22日は試合には敗れたものの、ヤクルトの抑えを務めるルーキの直球をはじき返して右前打を記録。それが、金本監督からすればチームのお手本となる一打だったという。21日の同戦では2本塁打をマークしたが、一発だけでなくそういった打撃も魅力。ロジャース本人もそれを自覚している。

 この日は、早朝の帰阪時に報道陣に対応。「ホームランは狙わずに自分の持ち味を出せるようなバッティングをしたい。チームのために貢献することが一番。自分のできることをやるだけです」。与えられたところで、力を発揮するだけ。順調なスタートを切った現状にも慢心はない。

 今後もベテランの福留を週に一度は休ませる方向で、ロジャースを4番に固定できれば打線としても大きい。25日からは3位・DeNAとの3連戦。夏のロード前最後の甲子園での試合でもあり、ファンのためにも負けられない。頼れる助っ人が、旅立ちを前にした六甲おろしを響かせてくれるはずだ。

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