阪神 三回に上本が勝ち越しの5号ソロ、福留は7号2ラン

3回、左越えに勝ち越しとなるソロを放つ阪神・上本博紀=倉敷(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-中日」(11日、倉敷マスカットスタジアム)

 阪神が三回、上本の5号ソロなどで勝ち越しに成功した。

 1死走者なしで打席に立つと、ファウルで粘ってフルカウントから11球目。内角低めの148キロ直球をすくい上げた。打球は放物線を描いて左翼スタンドに到達。「出塁することを考えて、ファウル、ファウルで粘ったあと自分のポイントで捉えることができました」と振り返った。

 3試合ぶりの一発でチームを鼓舞すると、ベテラン2人が流れに乗った。続く糸井が中前打で出塁。福留に打席が回った。初球、真ん中の139キロ直球を見逃さなかった。打った瞬間、福留はスタンドインを確信。ゆっくり一塁に向かって歩き始めた。

 リードを3点に広げる特大の7号2ラン。5月27日のDeNA戦(甲子園)以来、出場31試合ぶりとなる待望の4番弾だ。今季本塁打試合は6戦6勝(昨季からは8連勝中)。倉敷での本塁打は初めてで「打ったのはストレート。後ろにつなぐ意識で打席に入り、甘く入ってきたボールをしっかりと捉えることができました。追加点を取ることができて良かったです」とコメントを残した。

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