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メッセンジャー、苦しむ藤浪にアドバイス 逆転優勝へ「彼が必要なんだ」

 一緒にノックを受ける藤浪(左)とメッセンジャー(右)
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 阪神のランディ・メッセンジャー投手(35)が4日、鳴尾浜での残留練習に参加し、無期限2軍降格中の藤浪晋太郎投手(23)の復活を願って2つの金言を送った。(1)トレーニングを積むべし(2)コーチの助言に耳を傾けるべし。藤浪はこの日から投球フォームの修正に取り組む“ミニキャンプ”を開始した。

 入団当初に主戦場とした鳴尾浜。中継ぎとしてキャリアをスタートさせたが成績が伴わず、苦しみながら汗を流した場所。来日8年目。“原点”と言える地でメッセンジャーが精力的に動いた。1軍を夢見て戦う後輩、そして藤浪を気に掛けていた。

 キャッチボールとダッシュ終了後、助っ人はゆっくりとマウンドに向かった。残留した若手を中心に始まった投内連係。メニューにはなかった行動だ。「志願だね。僕は35歳。集中した練習を見せてあげられる」。直接言葉をかけたわけではない。背中で伝えたメッセージ。思いはこうだ。

 「今日は若い選手の動きを見ていただけなんだ。練習でできないことは、試合では絶対にできないからね」

 言葉にはしなくても、共有できる思いがある。長く、開幕投手を競い合ってきた藤浪にも特別な感情を抱く。「オヒサシブリデスネ!!」。直接交わしたのはあいさつ程度の会話。それでも、藤浪のキャッチボールを遠くから眺め、投内連係では何度かペアを組んだ。

 5月26日のDeNA戦(甲子園)を最後に無期限2軍降格。あれから1カ月が過ぎた。「彼は正しい道を歩んでいるが、まだ若い」。22歳。悩むことは必要だと言う。「トレーニングを積むこと。そしてコーチのアドバイスを聞くことが大切だと思うよ」。伝えたい2つの助言。メッセンジャー自身もそうして、日本の野球に順応してきた過去がある。

 シーズン72試合を消化。折り返し地点を過ぎた。逆転優勝に必要な戦力。1日でも早く…の思いは尽きない。「彼が必要なんだ」。チームメート、ライバルとして、誰よりその力を知る。「今はまだその時期ではないかもしれないが、戻ってこないといけないよ」。言葉は次第に熱を帯びた。苦しみに打ち勝ち、甲子園で再会できる日を待っている。

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