糸井、お任せ猛打ショー 得意のナゴドで先制タイムリー&通算247盗塁

 「中日1-3阪神」(18日、ナゴヤドーム)

 阪神・糸井のコールがナゴヤドームに響くと、大きな歓声が湧き起こった。1-1の八回無死。ここまで2安打の背番号7は、2番手・岩瀬と対峙(たいじ)した。カウント3-2からの7球目。甘く入ってきたボールを逃さずに、力強く押し込んで左前に運んだ。

 「先頭だったので、打とうと思いました」

 続く原口の右翼線二塁打で一気に三塁まで進み、中谷の右犠飛で勝ち越しのホームへ。片岡打撃コーチも「あそこでよく打ってくれた」と絶賛する一打が、勝利を呼び込んだ。

 三回2死は先発・バルデスから右前打を放ち、五回2死一、二塁では詰まりながらも左前へ落とす先制の適時打。得点圏は13打数7安打12打点、打率・538と高アベレージを維持。さらに原口への5球目に二盗を成功させ、通算250盗塁まであと「3」に迫った。

 金本監督は「ちょっと調子を落としていたかな、と思っていたけどね。開幕のままで1年中、いくとは思っていないよ」と冷静に“超人”の背中を見つめている。この日までの直近5試合は18打数3安打、打率・167。湿りかけていたバットは相性のいい敵地で復活だ。3月31日の開幕・広島戦(マツダ)以来、13試合ぶりの猛打賞で、ナゴヤドームでは通算54打数20安打、打率・370とした。

 左腕2人から3本の「H」ランプには「大きいね」と糸井。手元で動くボールを見事に打ち返す姿は、さすがだ。「いつでも打ちたいと思っています」。頼もしい大きな背中に引っ張られ、猛虎は勝利を積み上げていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス