北條、2点適時打 金本監督称賛の1本、100安打まであと3

 「阪神4-1巨人」(19日、甲子園球場)

 今季97安打目は序盤の追加点機に飛び出した価値ある1本だった。2点リードの二回2死二、三塁で迎えた阪神・北條の第2打席。カウント3-1からの5球目、高木の143キロ直球を捉えた打球は左中間フェンス直撃の二塁打となり2者が生還した。

 「岩貞さんもすごくいいピッチングをしていたので、序盤に点数を取れたのはよかった」と振り返る一打。今季本拠地での巨人戦初勝利に大きく近づく2点二塁打に4万6415人の大観衆が沸いた。

 試合後の金本監督が「あれでかなり、主導権を握れたなという感覚はありました」と称賛した1本。北條も「そこはよかったです」と納得するが「アウトでも三振はダメなので」と残る2打席での連続三振を反省した。

 それでも連続試合安打を7に伸ばし、指揮官が「桁が1桁違ってくる」と重みを強調するシーズン100安打まであと3本とした。北條は「残り試合で1本でもヒットを多く打てるように、1打席1打席に集中してやっていこうとずっと思っている。そこまで数字を気にせずにやっていこうと思います」と、大台到達へ改めて平常心を強調した。

 阪神の高卒野手で4年目以内にシーズン100安打をクリアしたのは藤田平、掛布雅之、新庄剛志の3人だけ。残り6試合で3本以上は十分実現可能だ。「あまり気にせず、1試合1試合切り替えてやっていくだけ。1打席を無駄にせず、三振が多いのが一番ダメなので」。数字よりも凡打の内容を意識しながら、北條は球団史にその名を刻む。

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