G大阪・宇佐美5戦連発 記録つくる!

 「J1、G大阪2-1新潟」(26日、万博)

 G大阪はホームで新潟と対戦し、2-1で勝利を収め、5連勝。勝ち点を16に伸ばし、首位浦和と同1差の2位につけた。FW宇佐美貴史(22)が後半3分に、自身5試合連続ゴールとなる先制弾を決めた。

 普段はうるさいほどのゴール裏が、その瞬間だけはあえて息を潜めた。後半3分、GKがボールを地面に転がした瞬間、背後から忍び寄った宇佐美はボールをかっさらい、右足を振り抜く。ゴール右隅に吸い込まれると、固唾(かたず)をのんで見守っていたサポーターが一斉に沸いた。

 見覚えがあったがゆえの会場からの“アシスト”だ。12日の清水戦、GK東口が相手FWに背後からボールを奪われ失点した。宇佐美は「あれを見て勉強した」とニヤリ。近づき方も奪った場所もほぼ同じ。「後ろって見えへんのやって笑いながら話していたので」。くしくも“応用例”にされた東口は「あんまり見たくない」と苦笑いでエースをたたえた。

 これでリーグ5戦連発。クラブ記録の6まであと1だ。直近では11年の3節からアドリアーノがつくった記録。「ガンバの中で僕が記録をつくれたらうれしい。次取らないと意味がない」と意欲を示す。今季リーグ戦で宇佐美が得点できなかったのは、唯一敗れた鳥栖戦のみ。「僕が取ればチームがいい状態になる」と、あえてその責任も口にする。

 代名詞のミドル弾に、今季テーマであるワンタッチゴール。さらには相手の隙を狙ういやらしいシュートと、得点のバリエーションを増やしている。「毎試合、取れるだけ取る」。期待に応え続け、歴史に名を刻む。

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