“後楽園男”石井が棚橋破る大金星
「新日本」(2日、後楽園ホール)
“後楽園男”石井智宏(37)がG1クライマックスで、前IWGP王者・棚橋弘至(36)を破る金星を挙げた。肉体をぶつけ合うスタイルが目の肥えた“聖地”のファンに支持され、常に浴びる歓声はNo.1。この日も棚橋を圧倒するコールを受け、最後はイシイドリラーで完勝した。
それでも、無骨な男に浮かれる様子はない。「地方の1試合と一緒。後楽園、後楽園ってむかつく。オレはあいつ(棚橋)に何回フォールを取られてると思ってるんだ。リベンジといえば、リベンジだけどよ」とぶっきらぼうに言い放った。
参加20人中、最も低い身長170センチの体で大男に真っ向勝負を挑む。「“オレに身長があと10センチあれば”ってよく言われるけど、引退までにベルトを巻けなかったら言え」と吐き捨てた。キャリア16年で初出場の大舞台。「優勝?もちろんだよ」。反骨心をバネにどん欲に勝利を目指す。

