阪神・岩田が自滅…六回途中2失点

 「阪神-広島」(11日、甲子園球場)

 阪神先発の岩田稔投手が、苦手広島戦で自滅した。

 黒田との投げ合いでこれでは勝てない。失点はいずれも凡ミスで招いた。三回1死一塁の場面で新井をボテボテの投ゴロに打ち取ったが、一塁へ悪送球。一、二塁のピンチを招くと、続くエルドレッドに左前打を浴び、先制点を献上した。

 六回は2死二塁で8番打者の石原を敬遠気味の四球で歩かせ、9番・黒田との勝負を選択したが、ストライクが入らず四球。丸に遊撃へ適時内野安打を許し、追加点を奪われてしまった。

 六回途中2失点で降板した岩田は「走者を背負っていても、どんどん攻めていくんだという気持ちで打者に向かっていったのですが、抑えられませんでした」と反省の弁を残した。

 初回、先頭・丸の投ゴロを一塁悪送球(記録は失策)で出塁を許すなど、立ち上がりからイージーなミスを犯した。

 先発予定だった8日の巨人戦が雨天中止となり、中8日でのマウンド。広島戦はこの試合前まで0勝2敗、防御率5・23と苦しんでいたが、間隔があいたこの日の登板でも結果を残せなかった。

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