コスタリカ戦意味 本田待ちと控えの充実

後半、同点ゴールを決め、アシストした本田圭佑(中央)とタッチを交わす遠藤保仁(右)=米国・レイモンド・ジェームス・スタジアム(撮影・吉澤敬太)
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 「強化試合、日本3‐1コスタリカ」(2日、タンパ)

 サッカー日本代表は2日(日本時間3日)、W杯ブラジル大会(12日開幕)に向けた強化試合で同大会に出場するコスタリカ代表戦に臨み、0‐1の後半にMF遠藤保仁が同点、MF香川真司が勝ち越し、FW柿谷曜一朗がダメ押しゴールをそれぞれ奪って3‐1で勝利した。

 前半31分、日本は先制点を許した。前半から主導権を握っていたにもかかわらず、右サイドを簡単に破られクロスを入れられると、この日左サイドバックに入った今野泰幸のマークが甘くなったところを逃さずFWルイスが決めた。

 しかし、後半に入るとコスタリカがペースダウン。後半15分に途中出場のMF遠藤が右サイドでためをつくったFW本田圭佑からのパスを蹴り込み同点とした。間にいたDF内田篤人がとっさにスルーをする連携も光った。

 同35分には、FW香川がFW柿谷とのワンツーで、中央突破から流し込み勝ち越しに成功。ロスタイムには柿谷がFW岡崎慎司が前線で競り合った後のこぼれ球を拾いだめ押し弾を決めた。

 日本にとってコスタリカ戦の意味はどこにあったか。ザッケローニ監督は調整やトップチームに磨きをかけるよりも、テストにこの試合をつかった。2列目の右には不動のレギュラー・岡崎ではなく大久保嘉人を配置。左サイドバックにはセンターバックが本職の今野が入った。

 試合後の監督会見で今野については「(酒井)高徳がベンチ外にいる状況。今野を左で試してみようと思った」。大久保についても「左サイドでも、トップ下でもセンターフォワードでも彼を見た。右では見たことがなかったので、それを見ようと思った」と説明。本番へ磨きをかけるというよりも、故障など不測の事態が起きた時への保険をかけているようだった。

 その中で主力選手としてフル出場したのが本田と香川だった。

 この2人について、監督は前日会見から「所属クラブで出場機会が少なかったから長くつかいたい」と話していた。Wエースとも呼ばれるこの2人の復調なくして、ザックジャパンが真価を発揮することは難しい。香川は決勝点を奪うと同時に数々のチャンスをつくり復活をアピールしたが、本田は前半にフリーで迎えた決定機で打ち切れないなど、判断の遅さが目立った。

 会見で監督は「香川、本田は試合の最後で疲れを少し見せたが、入りから徐々に上げてそれなりにいいパフォーマンスができた」と一定の評価をした。だが、選手の感想はやや違っていた。岡崎は「圭佑への信頼はものすごくある」とした上で、「もちろんプレースピードで見れば、まだまだ上げてもらいたいところがいっぱいある」と高いレベルを求めた。遠藤、大久保といったベテランも「これから調子は上がってくる」とまだ伸びしろがあると見ている。

 現地時間6日に行うザンビア戦は、コートジボワールとのW杯初戦(14日、レシフェ)の約1週間前にあたる。移動、調整期間を考慮すれば、ここをベストメンバーで臨んでW杯本番に臨む可能性が高い。控え選手の起用法に幅が出ても、ザンビア戦でも本田が本来の姿を取り戻せなければ、W杯への不安は大きくなる。

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