芦屋大ボクシング部、2年連続V
「ボクシング・関西学生リーグ最終戦」(26日、関大)
1部リーグ戦(9人対抗)は芦屋大が大商大を8-1で下し、5戦全勝で2年連続2度目の優勝を飾った。
ライトフライ級の中嶋憂輝(3年)からバンタム級の中嶋一輝主将(4年)まで一気の4連勝で王手。1敗後、ライト級の上原大尊(3年)が判定で勝利し昨年の雪辱を狙うチームを返り討ちにした。
最優秀選手賞には創部1年目から主将を務め最終学年となった中嶋一輝。開幕戦の近大戦で左手首を痛め、右手1本で戦った。その後は右手も痛め、両手が満足に打ち込めない状態で5戦5勝。
「卒業前に優勝できて良かった。僕だけは絶対に負けられなかった。みんなとやる最後のリーグ戦だし、意地でも出ようと思った。ほっとしている」と、笑みを浮かべた。
奈良出身で小6時に奈良ジムでボクシングを始めた。奈良朱雀高2年時、高校総体準優勝したが、プロ転向を目指して部活をやめた。酒屋のアルバイトで筋肉が付いて、ピン級からバンタム級にまで成長。その頃、芦屋大の樋山茂監督に誘われ進学した。「樋山先生に技術面を教わり、ここまで来れた」。4年追加されたアマチュアで多くを吸収した。
卒業後はプロを視野に入れる。12月に行われる全日本大学王座決定戦はアマチュアの集大成。「今年はそれだけを目標にしてきた」と25年ぶり関西の大学による日本一を目指す。





