芦屋大・平仲ジュニア、3回TKO勝ち
「ボクシング・関西学生リーグ最終戦」(26日、大阪府吹田市・関大)
1部リーグ戦(9人対抗)は芦屋大が大商大を8-1で下し、5戦全勝で2年連続2度目の優勝を果たした。
ライトウエルター級では元WBA世界スーパーライト級王者・平仲明信氏(52)の長男・信裕(2年)が3回18秒、TKOで中谷夏樹(4年)に勝利し、勝利に貢献した。
2回、強烈な左から連打を顔に打ち込み、相手は前のめりに倒れ込むダウン。3回は「決めに行った」と父譲りの怒とうのラッシュ。相手はフラフラになり、レフェリーは試合を止めた。
今リーグは5戦全勝。MVPこそ中嶋一輝主将に譲ったが、階級賞を獲得した。1年生だった昨年は全日本選手権で4強入りするなど、大きく躍進。「今年は昨年以上の結果を出さないといけない年」とまずまずの好スタートを切った。
沖縄の父からは試合前にはいつも連絡をもらう。「自分のボクシングをしろ、ガードしてアゴを出すな、パンチをもらわないことを意識しろ、といつも同じ事を言われる」。
父はロサンゼルス五輪に出場し、世界王者になった。自らも東京五輪を視野に4年の成長を誓う。「東京でやりますから。チャンスです。プロはいつでも転向できますから。アマチュアで行けるところまで行く」。夢の父子で五輪へ気持ちを高めた。





