桂文枝 切腹シーンの裏話でボヤく

 落語家・桂文枝(72)が29日、大阪・天満天神繁昌亭で、1981年から継続している「第101回創作落語の会」に出演した。噺のまくらで文枝は「この間、私、お腹を切りましてね」と、26日放送のNHK大河ドラマ「真田丸」で自身が演じた千利休が切腹に追い込まれたことを話題にした。

 文枝によると、台本には「千利休、白装束にて切腹す」と1行しか記述がなかったそうだが「それが撮影が始まると3時間かかりましてね。あれは大変でした」。桜の花吹雪が舞う中での切腹シーンの撮影には大型扇風機が使われ「寒い寒い、腹切る前に凍え死にそうでした」と振り返った。「カメラリハから、何回も何回も切腹して、またカメラの位置変えたりして、うまいこといったかと思えば、頭に桜がくっついてたからカット」と過酷だった撮影の内幕を明かしたが「なんか…オンエア見たら15秒くらいでしたね」とボヤいて笑わせた。

 さらに「本当に手術で腹を切った人」の話に転じて、かつて入院していた立川談志さんを見舞った際に、見舞金5万円を置いてきたところ、その後に病室を訪れた笑福亭鶴瓶の話に笑いまくった談志さんが、鶴瓶にご褒美で文枝が置いてきた見舞金の封筒を渡してしまったことも明かした。

 この日の演目は、自身創作263作目。大阪から東京に長姉の見舞いに向かった妹2人の珍道中をテーマにした「Mango」を披露した。

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