桂文枝「一銭にもならへん」と愚痴

DVD『落語研究会 上方落語四天王』の発売を記念した『上方落語四天王 追善落語会』が、「国立文楽劇場」(大阪市中央区)で11月22日に開催。開場前に6代目桂文枝、4代目桂福團治、2代目笑福亭鶴光、5代目桂米團治の4人が合同会見を行った。

会見で、これからは落語の東西交流をすすめたいという鶴光が「東京に行って28年。ほとんど大阪のネタは東京でやられてる。いま流行りなのが米朝師匠(原作)の『一文笛』。東京の噺家がばんばんやりだして、ちょっとした会に行くと必ず出てくる」と話すと、米團治が、「版権がどうなるのかと気になりますが、それがないんです。(創作落語を多く持つ)文枝会長もそうですけど、あれだけお創りになってみんなが演っても、一升瓶1本持って仁義切ったらそれで成立する世界」と説明すると、思わず文枝の口から「一銭にもならへん」と愚痴がこぼれた。

会見後の落語会では、冒頭に4人が上方落語四天王と呼ばれるそれぞれの師匠とのとんでもエピソードを語り合う座談会がおこなわれ、高座でも各々の思い出話で会場をわかせた。上方落語四天王の公演映像がボックスセットになったDVDは11月23日に発売される。

(Lmaga.jp)

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