おかえり入山 襲撃事件から85日

 人気アイドルグループ・AKB48が18日、東京ドーム公演初日を行い、5月25日に開かれた握手会で襲われ負傷した入山杏奈(18)が1曲限定でパフォーマンスに参加、サプライズでステージ復帰を果たした。「みんなと東京ドームのステージに立てて、うれしいです」と笑顔であいさつ。劇場公演曲「アリガトウ」を、高橋みなみ(23)、渡辺麻友(20)らと熱唱した。

 悪夢のような出来事から85日、4万2000人が拍手で入山の復帰を祝った。

 コンサート終盤、高橋から「最後はAKB48のメンバー全員で歌わせていただきたいと思います。あんにん」と招き入れられた入山。右手には患部を覆うサポーターが巻かれていたが、「きょうは1曲だけになってしまうのですが、みんなと東京ドームのステージに立てて、すっごくうれしいです」と喜びをかみしめた。

 事件後自身初の歌唱パフォーマンスでは、センターポジションで「アリガトウ」を披露。歌い終えると、左手を振りながら感謝の気持ちを伝えた。

 5月25日の握手会で、川栄李奈(19)とともに切りつけられた入山は、裂傷を負い右手小指を骨折。6月30日に秋葉原の専用劇場で公演前のあいさつに登場し、事件後初の公の場に姿を見せた。

 その後はドーム公演出演を目標に掲げ、リハビリと並行し、可能な仕事からこなした。7月6日には初主演映画「青鬼」の舞台あいさつに立ち、グラビア撮影にも参加。15日には女優・桃井かおり(63)のトークショーを一般客に交じって聞き、心をリラックスさせて節目の日に備えた。

 48グループとしては3年連続となる東京ドーム公演だが、姉妹グループが出演しないAKB単独は初めて。入山より一足早く本格活動を再開した川栄も、おバカキャラを発揮し盛り上げた。凶刃に傷つけられた2人が、大舞台で笑顔を輝かせたことで、国民的グループがようやく“本来の姿”を取り戻した。

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