現役の男性消防士２人が「素人男優」としてアダルトビデオに複数回出演し、１回１～３万円の報酬を受け取っていたことが発覚し、大阪府四條畷市は６日、２０歳の男性消防士２人を停職６カ月の懲戒処分とした。

　同市消防本部によると２人は同期で、昨年８月のオフに兵庫県の須磨海岸に遊びに行った際、見知らぬ男からのしつこいスカウトを受け、断り切れずにＡＶ出演。近くのマンションで順番に同じ女性を相手にし、各自報酬１万円を受け取った。これが「ナンパ天国」といった趣のタイトルで発売された。約束していたモザイク処理はなく“顔出し出演”の形となっていたという。

　その後も２人は男から出演歴をネタに「ばらまくぞ」と脅され、動画配信（現在は停止）のＡＶに複数回出演していた。

　勤務態度はまじめだったが今年７月下旬、市に「市民一同」と書かれた告発文やＤＶＤなどが届き発覚。２人とも深く反省しているというが、火消しが仕事なのにとんでもない騒動を“発火”させてしまった格好だ。なお、男から受けた脅迫に関しては警察に相談したが立件が難しく、民事的解決を勧められたという。