女優・高畑淳子（５８）が１３日、東京・亀戸文化センターカメリアホールで、自身初のコンサートツアー「高畑淳子　ドラマティック・コンサート」を行った。

　４月中に５カ所まわるツアーの３公演目だが、慣れないステージに「緊張して心臓がバクバクしている」と、トークも早口気味だったが、そこは百戦錬磨の女優。次第に落ち着き、ピアノとアコーディオンの伴奏でシャンソンの「オーパパ」や、由紀さおりの「ＳＭＩＬＥ」などのカバー曲、朗読を交えた歌唱やミュージカル風の歌唱など女優らしい多彩な演出で全１３曲を披露した。

　５年前、日本のシャンソンの祭典「パリ祭」に初出演。歌で伝える表現に魅了された。「いつかコンサートを！」とボイストレーニングに通い、ようやく開催。

　「バラエティー番組に出るのも怖いけど、人前で歌うのはもっと怖い」と言うものの「（芝居もコンサートも）ライブ感が大事。一方的に芝居するのでなく、お客さんと対話して生き物でなくてはいけない」と得たものも大きいようだった。

　１４日に埼玉・横瀬町民会館、２０日に東京・八王子市芸術文化会館でも開催する。