藤川阪神 秋のテーマは常勝の組織力 鷹に倣え「ソフトバンクホークスとしての組織の力がある」

 腕組みして練習を見つめる藤川監督(撮影・西田忠信)
 練習前、藤川監督の話を聞く選手、コーチ、スタッフ(撮影・田中太一)
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 阪神の藤川球児監督(46)が29日、11月1日からの秋季キャンプのテーマを「組織力を上げていくための期間」とした。前日28日まで行われた日本シリーズは、ソフトバンクがDeNAに4連勝で終了。リーグ3連覇、日本一奪回に向け、倣(なら)う王者のスキーム。「見習うことは多い」と、勝つためにチーム力を上げる。今キャンプでは2023年の秋以来、対外試合や紅白戦を組まず土台作りの秋に没頭する。

 秋季キャンプのメンバーが発表された。近未来の主軸を担う立石や、遊撃争いを期待する元山、小幡、高寺ら、総勢31人が高知・安芸市で鍛錬を積む秋。藤川監督は「組織力を上げる」とテーマを語った。28日まで行われた日本シリーズでは、ソフトバンクがDeNAに4連勝。王者のチーム力に強さを感じていた。

 「本当に非常に強かったですし、ソフトバンクホークスとして組織の力もありますからね。それをこれから作っていくというところになります」

 28日の第4戦は複数人の選手と、食事をしながらテレビで見た。今季も正木、庄子、川村ら若い選手が台頭し、正木はシリーズMVPの活躍。全試合、接戦を勝ち切る強さの背景には、チームとしての組織力があると感じた。小久保監督の胴上げを見ながら「来季に向かって頑張ろうというタイミングになりましたね」と決意を新たにした。

 来月1日から始まる秋季キャンプでは、「この秋から3連覇を取りに行く」と、各選手に限界を突破する意識改革を期待。新たに、平田2軍監督をヘッドコーチとして参謀役に据え、野村2軍バッテリーコーチが作戦面の統括を担う。リーグ三冠王の佐藤輝が抜ける来季…チームとして1点を奪う、1点を防ぐ野球が勝敗を分けると考える。

 「チームとして新たに作り上げていくというのは、いろんなところがありますので、組織力を上げていくための期間にします。もちろん個々の力量の把握も含めてです」

 過去2年、紅白戦や対外試合も組んだが「やりません。必要ない」と言う。「ギリギリの向こう側」という猛練習に加え、大事にするのはチームとしての連携、作戦面での理解度や、成熟度。「相手を見てチームを作る前に、日々を戦っていかなければいけない。ペナントレースに向けた組織作り。そのためにこの秋季キャンプは非常に重要」と思いを語った。

 例年以上の熱と量が予想される18日間。選手が限界突破するために、ファンの声援が必要だと言う。「ファンの皆さまが見てくれるおかげで、選手たちは練習に没頭できる。もう一歩だ、もう一つ頑張れと、声掛けをしてほしいなと。来年頼むぞという声をみんながもらえるようなキャンプになればいい」と藤川監督。王者・ソフトバンクに追いつけ、追い越せ-と強固な組織を作り上げる。

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