14歳三田史上2位年少記録で予選通過

 「男子ゴルフ・関西オープン選手権・第2日」(20日、橋本CC=パー71)

 2位から出たアマチュアの三田真弘(14)=岡山市立京山中3年=は1バーディー、5ボギーの75とスコアを落としたが、通算イーブンパーの16位で決勝ラウンドに進んだ。14歳51日での予選通過は、2009年VanaH杯KBCオーガスタでの伊藤誠道(14歳21日)次ぐツアー史上2番目の年少記録。65で回ったスコット・ストレンジ(オーストラリア)が通算9アンダーで首位に立った。

 未来ある若者を、天も味方した。前日4アンダー、2位というダッシュをかけた三田。「できすぎです」と言いながら、そこは14歳だ。

 話題の中学生を見ようと前日の数倍に増えたギャラリーの前で「緊張してアドレナリンが出ました。1番手は飛んでしまって…」。アイアンショットはグリーンオーバーを繰り返し、出だしから4連続ボギーをたたいた。

 しかし5番パー5。ここは地形上、ギャラリーが入れない場所にあり「あそこで落ち着けたようです」とは父・謙二さん。

 そこからスーパー中学生の顔を取り戻した。13番までパーセーブを続け、14番でボギーをたたいても、15番ではバンカーから残り150ヤードの2打目を9番アイアンで50センチにピタリとつける反発力を見せた。

 将来のナンバーワンを目指す三田、史上2位の年少記録については「うれしい、という感覚はないです」と、意に介さない。初めての緊張も、プロの中でもやれる実感も、経験した。残り2日は「少しでも上に行けるよう」と何の気兼ねもなくフルスイングを見せつける。

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