広島・久保 来季4年目のブレークへ野球脳をレベルアップ「1プレーごとに根拠を持つ」フェニックスLで奮闘中
広島・久保修外野手(25)が走攻守のレベルアップを図っている。現在は「みやざきフェニックス・リーグ」に参加中。ここまで6試合中、5試合に1番でスタメン出場(14日現在)し、本塁打を放つなど、存在感を放っている。来季4年目を迎える若鯉が鍛錬の秋を過ごす。
気温30度超えの宮崎で、久保がブレークのきっかけをつかもうとしている。打って守って走って野球漬けの毎日。「結果だけじゃなくて、今は一つ一つのプレーの内容を追い求めています」と現状の課題を明かした。
今季は3度の2軍降格を経験。出場数は24年を下回る17試合にとどまり、1軍定着を逃した。その間に、外野のライバルである中村奨や大盛が躍動し、アピールに成功。「奨成さんと大盛さんは、1打席のチャンスをものにしてスタメンを勝ち取っていった。『こいつ勝負させられるな』っていう打者にならないと、そのままレギュラーはつかめないなと感じた」と先輩との差を痛感した1年だった。
逆襲を狙う来季に向け、今秋のテーマに野球脳を鍛えることを掲げている。「ただ打って走るだけじゃなくて、1プレーごとに根拠を持ちたい」。参加中のフェニックス・リーグでは、5試合に1番で出場。8日・四国IL選抜戦(天福球場)で逆転2ランを放つなど、18打数5安打、打率・278、1本塁打、3打点の成績を残している。
課題である打撃にはより一層力を注ぐ。シーズン終盤から福地2軍ヘッド兼打撃・走塁コーチと相談し、打席の立つ位置を投手寄りに変更。苦手な変化球が曲がりきる前に捉える狙いがあったが、今秋からは再び捕手寄りに立ち位置を戻している。「まだ正解というか、しっくりはきていないので。試合に出ながらこれだというのを見つけていきたい」。試合後もロングティーなどでバットを振り込み、精力的に汗を流している。
1番打者としての自覚も芽生えつつある。意識しているのは出塁率&盗塁成功率。「まずは塁に出ること。そこからの盗塁。これまでは『行きたい行きたい』と前のめりになることが多かった。今は変化球がきそうなカウントで走ろうとか、次の打者を見てここは待とうとか、場面を見ながら決めています」と状況判断能力を磨いている。
今季、1軍では同学年の小園、羽月らが活躍。「もちろん刺激にもなりますし、一緒に戦いたい。あいつらはすごいですけど、負けていられないです」と闘志を燃やす。武器である俊足とアグレッシブな守備はすでに1軍レベル。4年目となる来季の飛躍へ、土台を築き上げていく。
◇久保 修(くぼ・しゅう)2000年9月29日、大阪府出身。右投げ右打ちの外野手。身長181センチ、体重89キロ。小学2年から野球を始め、石見智翠館高を経て大阪観光大に進み、22年度ドラフトで広島から7位指名を受けて入団。24年3月30日のDeNA戦(横浜)でプロ初出場。同年4月16日のDeNA戦(マツダ)でプロ初安打。背番号56。今季年俸は700万円。





