広島・岡本 先発適性◎上々7回2失点 今秋から挑戦「カーブとかも使えたし」四回までパーフェク投

 先発で好投した岡本
 先発した岡本
 先発した岡本
3枚

 「フェニックス・リーグ、四国IL選抜2-4広島」(8日、天福球場)

 今秋から先発に挑戦する広島・岡本駿投手(23)が8日、みやざきフェニックス・リーグの四国IL選抜戦で好投した。四回まで一人の走者も許さず、7回4安打2失点。今季、1軍でほぼ投げていなかったチェンジアップを有効活用するなど“先発仕様”で適性を見せた。中継ぎで今年のチームを支えた若鯉が新味を出し、2年目の飛躍につなげる。

 サクサクと片付けていった。スターターとしての資質を十分に感じさせた96球。岡本が“プロ初先発”で7回4安打2失点。最速146キロで上々の好発進を決め「カーブとかも使えたし、チェンジアップも思ったより(ストライクが)入ったので良かったです」と振り返った。

 四回までパーフェクト投球。相手打者のバットを折る場面もあり、リズム良く腕を振った。先頭に初安打を許した五回は3連打と犠飛で2点を献上。「ちょっと棒球になってしまった。急にランナーが出て、対応できなかったのが反省です」と唇をかむも六、七回を無失点で乗り切った。

 1年目の今季は全て救援で41試合に登板。防御率2・88という安定した投球で1軍のブルペンを支えた。先発適性を見極めるチーム方針で今リーグから先発調整。「ボール球になったら、もったいない」という理由から1軍でほとんど投げていなかったカーブ、チェンジアップも織り交ぜた。

 今季は40回2/3を投げて37個の三振を奪った。この日は「テンポを意識して投げている」と話したように三振は3つ。狙って三振を取りにいく必要があるリリーフとは異なり“先発仕様”の姿で好結果につなげた。高2軍監督も「最後まで(球威が)衰えていなかった」と称賛した。

 さらなる飛躍へ「期待に応えられるように抑えられたらいいと思う」と岡本。伸びしろ十分の右腕が新境地を開拓する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス