広島・新井監督、3戦連発の末包に「本人もつかんだと言っていた。これから楽しみ」

 勝利を挙げ、ファンの声援に応える大瀬良(撮影・北村雅宏)
 7回の攻撃を終え、選手交代を告げた新井監督(撮影・北村雅宏)
 5回、ソロを放つ末包(撮影・北村雅宏)
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 「読売ジャイアンツ1-2広島東洋カープ」(30日、京セラドーム大阪)

 広島は初回に西川の適時二塁打で先制。五回には末包の3戦連発となる7号ソロで加点。このリードを先発大瀬良から大道、島内、矢崎とつないで逃げ切った。

 4連勝で貯金は最多の15。首位・阪神が敗れたため、ゲーム差は5に縮まった。

 広島・新井貴浩監督は6回無失点の大瀬良について「ナイスピッチング。ランナーを出しても粘ってくれて。素晴らしいピッチングだった。要所の菊池のプレーもすごく大きかったですね」とたたえた。

 菊池は四回2死満塁で菅野の当たりを素手で捕球しアウトにする美技など好守を連発した。

 「2点というよりもっともっと。満塁のもナイスプレー。(六回、大城卓の)一、二塁間に飛び込んでアウトに取ったのも素晴らしいプレーですし。本当に彼のプレーはチームをたくさん助けてくれる」

 打線では4番・西川が先制適時打、末包が3試合連続本塁打。

 「まずは龍馬は本当に勝負強い。先制打が結構多いんじゃないかな。本当にありがたい。先制打で主導権を握れる。勝負強いし頼りになるバッターですね。末包は、昨日はレフトで今日はライトに。本人も『つかんだ』と言っていた。これから楽しみです(笑)」

 末包は巨人戦に限れば4連連発となった。

 「巨人戦というより、彼は試合に出る度に成長してますし。実戦の中で、対応力も上がって成長している。素晴らしいものを持っているので、どんどん吸収して大きく成長していってもらいたい」

 阪神と5ゲーム差になった。

 「言うことは同じなんでね。まあ、今日は今日でうちらしい全員野球でいい試合ができた。また明日は明日で新しい日なので。いい準備をして明日の試合に臨んでいきたい」

 快勝の中、守護神の栗林が2試合連続でベンチ入りを外れた。

 「もう少しリカバリーに時間が必要ということだったので。今日も上がりにした。全然痛んだとか、昨日も言ったけどシリアスじゃないし、大丈夫です」

 31日は岐阜・長良川球場に場所を移して戦う。先発は床田。

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