広島ドラ3益田 狙う19年小園以来MVP 18日に若手登竜門のフレッシュオールスター
18日に富山アルペンスタジアムで『プロ野球フレッシュオールスターゲーム2023』が行われる。広島からはドラフト3位・益田武尚投手(24)=東京ガス、2位・内田湘大内野手(18)=利根商、3年目の二俣翔一内野手(20)、育成ドラフト2位・中村貴浩外野手(23)=九産大=が出場。19年・小園以来のMVP(賞金100万円)を狙う。
12球団の若武者が集うフレッシュオールスターゲーム。過去にはMVPにイチローや青木宣親などのちの名選手が名を連ねるなど、若手の登竜門ともいえる。
カープからは19年の小園ら過去6人がMVPを獲得している。もちろん今年出場の4選手も7人目を狙う。
開幕から2軍暮らしが続く益田にとっては、1軍首脳陣へのアピールの場と捉える。
即戦力として入団しオープン戦では快投を連発。期待されたが、開幕と同時に2軍再調整を命じられると、自分を見失った。ここまで2軍では19試合で0勝4敗、防御率5・13と結果を残せていない。
「オープン戦がうまくいっていたからこそ考え過ぎたのかなと思います。自分なりに結果を残せたと思った中で2軍に落ちた。そこで課題を見切れていなかった。課題をあやふやにしていたからこうなった。メンタルの部分が一番大きかった」
どうすれば1軍に上がれるのか、見つけられないままに、取り組んだ。さまざまな人に助言をもらい、なんとか活路を見いだそうとしたが、逆に自分自身を見失ってしまったという。
現在は自分らしい投球をすることに注力している。
「投球も戻ってきたし、考え方も多少は変わってきた。オープン戦に戻そうとは思ってない。あのころに比べればフォークの精度も上がってきた。違う自分がマウンドで表現できるようになってきてる」
ようやく目指すべき場所が見つかり、トレードマークのさわやかな笑顔も戻ってきた。
フレッシュ球宴では「投手でMVPを取るには三者三振くらいじゃないと難しいですけどそのくらいの意気込みでいけたら。楽しんでもらえるような投球ができたらと思います」
後半戦の秘密兵器になるべく、投球で益田の名を新井監督にアピールする。





