広島・栗林 雪辱G斬り サヨナラ被弾の悪夢払しょく 8戦連続0封、完全復活へ「自信持ってマウンドに上がれている」

 「巨人1-6広島」(13日、東京ドーム)

 因縁の東京ドームで広島・栗林が見事に投球でリベンジした。

 同点の七回。先頭の門脇を直球で追い込むと最後はフォークで二ゴロ。代打・中島は154キロで空振り三振。そして代打・梶谷はフォークの連投で捕ゴロ。三者凡退で8試合連続無失点となった。

 「東京ドームでWBCもそうですし、前回も、いい思い出がない。自分の中でも思いはありました。0で抑えられて良かった」

 WBCでは守護神を期待されながら離脱。シーズンに入ってからは4月29日、この東京ドームで中田翔にサヨナラ本塁打を打たれた。登板後に右足内転筋に強い張りを訴え、登録抹消。思い出したくもない悪夢のような日々だった。

 そんな中でも栗林はヒントを探した。6月8日、ソフトバンク対DeNA戦をネットで観戦。DeNAの守護神・山崎が1点差に迫られてなおも無死二、三塁の大ピンチを招きながらも、勝ち切った投球にくぎ付けになった。

 「康晃さんといえばツーシーム。ツーシームでいくかと思ったら3球連続直球。すごさを感じました。見て学ぶことも多いんだなと思いました」

 苦しい中でも得るものはあった。今は右足を上げる新フォームが前途を明るく照らす。

 「良くなってきていると思う。自信持ってマウンドに上がれている」と栗林。失敗しない男が帰ってきた。

 ◆栗林VS中田 栗林は4月29日・巨人戦(東京ド)で3-2の九回2死一塁、中田に左翼へ逆転サヨナラ2ランを浴びた。4-3で敗れ敗戦投手。

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